プロダクトを継続して届けよう

シーン4まででユーザーの利用を想定したプロダクトを公開することができました。

プロダクトを公開すると、新しい機能の追加や改善したい問題がたくさん見つかります。プロダクトは公開されてからが本番なのです。

このシーンのスキルを学んで、問題の発見や改善を迅速に行い、継続的にプロダクトを届けるためのスキルを学びましょう。

  1. 継続的にプロダクトを改善しユーザーに素早く届けよう

    CI/CD

    追加したい機能や改善したい問題があったときに、素早く開発してプロダクトに取り込むことができれば、最新のプロダクトを安定してユーザーに届けることができます。CI/CDの仕組みを取り入れると、テストやビルド、デプロイなど、別々で行なっていた作業を自動化できます。それらを継続的に行うことで開発の質とスピードを向上させましょう。

  2. プロダクトの利用状況を把握し改善に役立てよう

    データ分析基盤

    システムから得られる様々なデータを収集し分析することで、よく利用されるコンテンツやユーザー属性毎の行動傾向などプロダクトの状況を把握できます。プロダクトの状況を把握できればシステムの問題点も明確となり、改善に向けた取り組みを行えるため、より良いユーザー体験を届けられます。データ収集と分析の仕組みをシステムに取り入れて、プロダクトの改善に取り組みましょう。

  3. ユーザー体験を向上させよう

    パフォーマンス

    プロダクトを改善するポイントはエラーやバグだけではありません。パフォーマンスに問題があると、Webページの読み込みや動作に時間がかかりユーザー体験の悪化につながってしまいます。パフォーマンスを改善してプロダクトを快適に使ってもらえるようにしましょう。

  4. ユーザー数が増えても動き続ける仕組みを作ろう

    スケーラビリティ

    サーバーの故障やユーザー数増加などにより負荷が上がると、性能の低下やサービスの一時的な停止などの問題が発生する事があります。安定してプロダクトを届けるために、アプリケーションやデータベース、ハードウェアなどを拡張できる状態にしましょう。

  5. プロダクトの問題に対応できるようになろう

    耐障害性

    障害の発生により、たびたびサービスに悪影響が出るシステムでは、ユーザーはサービスを使えないストレスを抱え、開発者は障害の発生に怯える日々を送ることになります。障害が発生してもサービスの停止を回避できるようなシステムを作れるようになりましょう。