概要
APIとはApplication Programming Interfaceの略で、アプリケーションの個々の機能を分離して使用するための取り決めのことです。
Web APIは、HTTPプロトコルを利用してインターネット経由で呼び出せるAPIです。公開されたWeb APIの機能やデータは別のシステムから利用することができます。
利用する際は、機能とリクエスト・レスポンスの形式さえ分かっていれば、API内部の詳しい処理を知る必要がありません。Web APIへアクセスするにはエンドポイントと呼ばれるURLを指定します。
機能やリ クエスト・レスポンスの形式を知るには、Web APIの提供者が用意しているドキュメントを参考にします。レスポンスの形式はプログラムで操作しやすいJSON形式が一般的です。
近年多くのWeb APIが公開されており、それらを使ったWebアプリケーションがたくさん作られています。
学ぶ目的
既に公開されたWeb APIサービスがあれば、それを利用することでアプリケーションのオリジナルの機能開発に注力できます。
これまでは、ログイン機能やメール送信機能などアプリケーションのさまざまな機能を自身で作る必要がありました。しかしWeb APIを利用すると、これらの機能を簡単にアプリケーションに取り込むことが可能です。
他にも現在では、Web APIを利用してモダンなユーザーインタフェースなどを実現しているWebサイトが多くあります。たとえば、地図表示部分では非同期にWeb APIを呼び出すAjaxという方式を使うことで、スムーズな操作を可能にしています。
公開されているAPIを積極的に活用して、さまざまなWebアプリケーションを効率的に開発しましょう。
ここから学ぼう
Web APIを活用して自分のアプリケーションに機能を追加してみましょう。まずは、無料のデータを使ってWeb APIのイメージを掴みましょう。
フロントエンドからWeb APIを使ってみよう
Web APIの仕組みを理解しよう
Ajaxを使ってWeb APIにアクセスしてみよう
JSONを扱えるようになろう
Ajaxで取得したデータをWebページに表示しよう
サードパーティAPIを使ってデータを自分のWebアプリに表示してみよう
バックエンドからWeb APIを使ってみよう
net/httpを使ってRubyからWeb APIにアクセスしてみよう
ログイン機能のAPIを使ってみよう
メール送信のAPIを使ってみよう
おすすめ教材
Web API の紹介 - ウェブ開発を学ぶ | MDN
APIの基本から実践的なサンプルコードまで網羅的にまとめられています。サーバーからデータを取得する方法やサードパーティーAPIの具体例などを学びましょう。
Web API の紹介 - ウェブ開発を学ぶ | MDN
まずは API を高い視点から見ていきます — これは何なのか、どう働くのか、あなたのコードでどう使うのか、どういう風に作られているのか? また様々なクラスの API は何なのか、どのような使い方があるのかも見ていきます。
developer.mozilla.org
JSONPlaceholder - Free Fake REST API
無料でWeb APIを試せるサイトです。Ajaxを使ってWeb APIにアクセスして、JSONを扱う練習をしてみましょう。
JSONPlaceholder - Free Fake REST API
jsonplaceholder.typicode.com