概要
私たちが利用しているWebページは、インターネットの仕組みの上で動いています。コンピューターをインターネットにつなげることで、世界中のサーバーやコンピューターとデータをやりとりできるようになります。ブラウザでWebページをみたり、離れた相手にメールを送ったりできるのもインターネットのおかげです。
インターネットはデータを要求するクライアントとそれに応答するサーバーとのやりとりで成り立っています。クライアントからの要求をリクエスト、サーバーからの応答をレスポンスと呼びます。
ブラウザのタイトルバーにURLを入力するとWebページが表示されます。これがどのような仕組みで動いているのか知っておきましょう。まず、クライアントであるブラウザはURLに対応したサーバーに向けて、Webページを取得するためのリクエストを送信します。その後リクエストを受信したサーバーが所定のHTMLファイルなどのデータをクライアントに返すことで、ブラウザ上にWebページが表示される仕組みになっています。
このようなクライアントとサーバーのやり取りはHTTP(Hypertext Transfer Protocol)という予め定められた通信のルールに則って行われます。このルールは通信プロトコルと呼ばれており、HTTP以外にも用途によってさまざまなプロトコルが用意されています。
学ぶ目的
Webページを作れるようになるには、インターネットとWebの仕組みを理解する必要があります。
Webページの公開にはサーバーの準備やドメインの取得、HTMLファイルの配置などが必要です。これらの役割や働きを理解するにはインターネットの基本的な知識が必要となります。まずはHTTP通信やIPアドレス、ドメイン名などについて学びましょう。
ユーザーがWebページにアクセスするとき、必ずインターネットを経由します。インターネットについて学んでWebの仕組みを理解し、Webページを公開できるようになりましょう。
ここから学ぼう
インターネットの知識はHTMLやCSSのように手を動かして学べるものでは ないので、学習しづらいと感じるかもしれません。まずは登場する頻度が高い用語と役割を学んで全体像を掴みましょう。
インターネットの基本を理解しよう
クライアントとサーバーについて学ぼう
URLの役割について学ぼう
リクエストとレスポンスの流れを掴もう
IPアドレスについて学ぼう
URLとIPアドレスの関係とDNSを理解しよう